「社会脳発達診断 Career8」は、単なる性格テストではありません。これは、あなた自身もまだ気づいていないかもしれない、思考や行動の「脳の傾向性」を探る、自己発見の冒険です。
この診断の目的は、あなたが社会で活動するときの、考え方や動き方の「クセ」を客観的に理解すること。そして、その理解をあなたのキャリアプランや日々のコミュニケーションに活かすための、強力なツールを手に入れることです。
この診断は、「外側内側前頭前野の活動」と「大脳辺縁系の活動」という、脳の働きに関する科学的な調査を基に設計されています。あなたの脳が持つユニークな傾向性を、具体的でわかりやすい指標で示してくれます。
ベースとなる診断は、「脳傾向性診断」であり、キャリア8の評価を必要とするのは、今の仕事の中で違和感を抱えている人が対象になります。仕事上で悩みがない人に行うものではありません。
この解説では、キャリア8の診断がどのようなものであるかについて、順を追ってご説明します。
• 思考スタイル:情報の受け取り方や判断のクセ
• 行動スタイル:物事への取り組み方やアクションのクセ
• キャリア適性:あなたの才能が輝く仕事の方向性
まずは、あなたの思考や行動の基本OSともいえる「思考スタイル」と「行動スタイル」について、詳しく見ていきましょう。

社会脳発達診断Career8は年齢別に3種類あります
あなたの基本OSを知る:思考スタイルと行動スタイル
ここでは、あなたが世界をどう見て、どう動くのか、その基本的なパターンを解き明かします。
1.1. 思考スタイル編:情報の受け取り方と判断のクセ
「思考スタイル」は、あなたが物事をどのように受け止め、判断する傾向があるか、つまり「情報のインポートと処理」のクセを明らかにします。これは、脳の「外側内側前頭前野」の活動傾向に基づいています。
ご自身の傾向がどちらに近いか、チェックしながら読み進めてみてください。どちらが良い・悪いということではありません。
| 診断項目 | スコアが高い場合の特徴 | スコアが低い場合の特徴 |
|---|---|---|
| 細部注意度 | 細かい点によく気がつきます。感覚が鋭く、他の人が見過ごすようなことにも意識が向かう繊細さがあります。 | 細かいことは気にせず、物事を大枠で捉えます。良くも悪くも鈍感で、どっしりと構えている傾向があります。 |
| 意志遂行度 | 一度決めたことを最後までやり遂げる力が強いです。自分の信念を貫く強さがありますが、時に頑固と見られることもあります。 | 状況の変化に柔軟に対応できます。周りの意見を聞き入れ、協調性を大切にする傾向があります。 |
| 他者影響度 | 他人の意見や場の雰囲気の影響を受けにくいです。同調圧力に屈せず、自分の考えをしっかりと持っています。 | 場の空気を読んだり、相手の気持ちを汲み取ったりするのが得意です。他者からの影響を受けやすい傾向があります。 |
1.2. 行動スタイル編:物事への取り組み方とアクションのクセ
「行動スタイル」は、あなたが何かを始めるときや物事を進めるときの傾向、つまり「アクションの起こし方」のクセを明らかにします。これは、脳の「大脳辺縁系」の活動傾向に基づいています。
ご自身の傾向がどちらに近いか、チェックしながら読み進めてみてください。どちらが良い・悪いということではありません。
| 診断項目 | スコアが高い場合の特徴 | スコアが低い場合の特徴 |
|---|---|---|
| 瞬発行動度 | 思い立ったらすぐに行動できる、瞬発的でパワフルなエネルギーを持っています。思い切りが良い反面、慌ててしまうこともあります。 | スローペースで着実に行動します。冷静な判断に基づいて、物事をじっくりと進めることができます。 |
| 広範注意度 | 視野が広く、様々なことに興味が広がりやすいです。好奇心旺盛ですが、時に不注意やミス、遅刻などに繋がることもあります。 | 視野が限定的で、一つのことに集中して正確・的確に行動します。ミスが少なく、確実性の高い作業が得意です。 |
| 並行実行度 | 複数の作業を同時にこなすマルチタスクが得意です。器用である一方、多くのことを抱え込みすぎたり、やり散らかしてしまったりする傾向もあります。 | 一つのことにじっくり集中するシングルタスクが得意です。不器用な面もありますが、高い集中力を発揮します。 |
さて、これら2つのスタイルが、あなたの個性や強みの源泉です。では、この「基本OS」が、具体的にどのような仕事の分野で活かせるのでしょうか?次の章で、あなたの才能が輝くキャリアの方向性を見ていきましょう。
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2. スタイルから強みへ:あなたの才能が輝くキャリアの方向性
あなたの思考と行動のクセが、どのような分野で「才能」として花開くのかを探ります。
2.1. 総合キャリア診断:あなたの才能が輝く「8つの方向性」
結果シート3に表示されるレーダーチャートは、あなたの思考・行動スタイルから導き出された「才能の羅針盤」です。あなたがどのような分野で才能を発揮しやすいかを、8つの方向性で示しています。
このチャートを読み解く上で最も重要なのは、縦軸と横軸の意味です。
• 縦軸(上脳 vs 下脳)
◦ 上側は、ロジックや仕組みといった「モノ・コト」への関心が強いことを示します。
◦ 下側は、コミュニケーションや感情といった「ヒト」への関心が強いことを示します。
◦ これは主に、先ほど見た思考スタイルに関わる脳の働きから、「モノ・コト」と「ヒト」への関心のどちらが優位かを示しています。
• 横軸(右脳 vs 左脳)
◦ 右側は、「まだここにない何かを創り出すこと」(例:新規事業の企画、芸術作品の創作)、つまりアイデアや企画といった創造的な活動への適性を示します。
◦ 左側は、「今ここにある何かを丁寧に見ること」(例:予算管理、システムの保守、データ分析)、つまり管理や分析といった実務的な活動への適性を示します。
この2つの軸によって、以下の8つのキャリア分野におけるあなたの可能性が示されます。
• モノ/コト志向
• 管理・メンテナンス脳
• 構築脳
• 探求・専門脳
• 創造工夫
• アイデア・アート脳
• 交流・芸能
• ヒト志向
2.2. 職業キャリア脳適性診断:より具体的な24の職業分野
このパートでは、先ほどの8つの大きな方向性をさらに細分化し、24の具体的な職業分野に対するあなたの適性度をパーセンテージで示します。
結果を解釈する上で、ぜひ心に留めておいてほしい重要なポイントが2つあります。
1. これは「可能性」のヒントです この診断は、あくまであなたの「適性がある可能性」を示すものです。スコアが低いからといって、その職業に「向いていない」と断定するものでは決してありません。興味や情熱があれば、どんな分野でも道は開けます。
2. 根底にある大切な考え方 この診断の根底には、「可能性は全ての人に等しくある」という大切な前提があります。そのため全ての職業の最低適性率は50%から始まり、努力や「好き」という気持ち次第でどんな分野でも活躍できることを示しています。まさに「好きこそものの上手なれ」ですね。
ここまで、あなたの思考・行動スタイルと、それが指し示すキャリアの方向性について見てきました。では、これらの情報を、これからのあなたのためにどう活かしていけばよいのでしょうか。
社会脳発達診断Career8 の開発
このウェブテストは、神奈川大学人間科学部 杉山 崇 教授(脳心理学者)の研究室と、可能性教育グループ(代表 増田 勝利)との共同研究により2024年度に実施した最新の基礎データを活用して開発されたものです。さらに杉山教授が独自に開発した8分野の脳の適性度が数値で分かる仕様になっています。
杉山 崇 教授:
脳心理学者、神奈川大学人間科学部 大学院人間科学研究科委員長,一級キャリアコンサルティング技能士
増田 勝利:
株式会社可能性教育グループ 代表取締役CEO ブレインカウンセラー
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3. まとめ:診断結果を「未来のコンパス」にしよう
最後に、この診断結果との向き合い方についてお伝えします。
この「社会脳発達診断」は、あなたに「あなたはこういう人間だ」とラベルを貼るためのものではありません。むしろ、自分自身をより深く、客観的に理解するための「地図」であり、未来の可能性を広げるための「コンパス」のようなものです。
スコアの高低に一喜一憂するのではなく、「自分にはこんな傾向があったのか」「この強みは、こんな場面で活かせるかもしれない」といった気づきを得ることが、何よりも大切です。
この診断を通じて得られたヒントを手に、あなたらしいキャリアや生き方を探求していく。そのプロセス自体が、きっと面白く、価値のあるものになるはずです。あなたの素晴らしい冒険を、心から応援しています。